7月6日リリース予定のMeta社のThreads(スレッズ)がTwitter競合サービスとして注目を集める。個人情報の収集項目が多すぎると話題になっている。フェイスブックを改良するわけではなく、インスタグラムのテキスト版としてスレッズをリリースする背景に迫る。
この記事の最後にThreads(スレッズ)アカウント開設方法とダウンロードサイトURLを紹介した記事リンクを貼っています。
threads(スレッズ)とは?

新アプリのスレッズはMeta社の写真共有アプリ「インスタグラム」のテキストベースのSNSとしてリリースされる。
ユーザーはインスタグラムでフォローしているアカウントをそのまま引き継ぐことができ、ユーザー名も変わらない。
いいね、RT、リプライ機能
スクリーンショット画面にある通り、ツイッターと同じような機能が並んでいる。ツイッターと比較した際に革新的な違いはなく、普及につながるのだろうか?
個人情報の収集項目

上記の情報は任意入力なのだろうか?
すべてが必須項目となった場合、ユーザー登録のハードルが高いように感じる。
「ヘルス&フィットネス」「財務情報」など興味がない人は入力もしたくない情報だが。
Instagramのテキスト版
2012年にFacebook(現Meta社)はInstagramを買収している。
現在はMeta社傘下のInstagramということになる。

Meta社が提供する写真、動画に強いSNSがインスタグラムである。
そのテキスト版ということでスレッズが提供されるわけだが、スレッズも画像や動画を発信できるのではないか?
スレッズユーザーが増えると、インスタグラムの価値が問われそうだ。
ユーザーはMeta社の思惑通りにスレッズをテキスト版SNSとして利用するのだろうか?
明確な優位性がなければ「ツイッターでいいじゃん」となりかねない。
現在の段階では「閲覧制限がなければ」という声はあるかもしれないが、それは一時的な話である。
オワコン化したフェイスブック
日本においてフェイスブックはオワコン化したと言われている。
Metaの株価が下落している状況を見ると、オワコン化しているのは日本だけの話ではないようだ。

話題性が薄れ魅力がなくなり、既に興味を引かなくなったコンテンツなどを意味する。「終わったコンテンツ」の略。
実際に利用していた人なら分かるが、日本では実名制SNSは使いにくい。理由は簡単でリアルな関係を気にするあまり、本音でコメントしづらいためだ。
実名でなくても問題ないツイッターは気軽に使いやすい。他国と比較しても日本では、ツイッターユーザーの利用者比率が高い。
インスタグラムは本名登録必須ではなかったため、スレッズも同様かと思われる。
メタバースはどうなった?

今年4月にツイッターで「メタバース」がトレンド入りした。
その際に米Meta社がメタバース事業から撤退するのでは?と憶測が広まった。
Meta社の株価が下落していたこともあり、メタバースの開発が上手くいっていないのではと思われるのも当然のことだ。
ザッカーバーグ氏は自身のSNSにてメタバースからの撤退を完全否定した。
インターネット上に構築された三次元の仮想空間のこと。
金網デスマッチするの?
Twitterを運営する米X社のオーナーであるイーロン・マスク氏とMeta社CEOマーク・ザッカーバーグ氏が殴り合い(?)と報道された。
Meta社がTwitterの競合アプリを開発中であると米IT系ニュースメディア・The Vergeが6月9日に報じたことを受け、Twitterユーザーがイーロン・マスク氏に送ったジョークだった。
そのユーザーはMeta社とX社が戦う構図になったことに対して「気を付けて。彼(マーク・ザッカーバーグ)は柔術をやってるらしいから」とツイート。
イーロン・マスク氏は「もしそうなら、私はケージマッチ(金網デスマッチ)に応じるよ」とリプライした。
金網デスマッチにはならなくても、競合SNSとして激しい戦いになりそうだ。
まとめ
リリースされていない現在では、まだツイッターかスレッズどちらが優勢かなどは言えない。しかしスレッズに革新的な新しい要素があるわけではなさそうだ。
先日7月1日から2日にかけてツイッターは閲覧制限騒動があったばかりだ。
今回のMeta社によるスレッズリリースは、そのツイッターのスキをついてきたことはあきらかではないか。
「ツイッターに嫌気がさしている今なら乗り換えてくれるでしょ?」と言わんばかりだ。
またツイッターにおいてはAIと共存していく要素が見つかれば、いつでもユーザーファーストのサービスに戻れそうだが。
AIやメタバースなど最新のハイテクノロジーを求めるMeta。人と人の交流を重視するツイッター。
ユーザーがどちらを選択するのか楽しみだ!





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